365日のログブック

食物アレルギー(小麦等)、胃腸の病気(好酸球性胃腸炎)など日々の生活を綴っていきます

大人になって食物アレルギーになるなんて~社会人編②好酸球性胃腸炎と診断されるまで~

こんばんは。

Miaです。

 

昨日の続きから書いていきます。

小麦粉断ちをしても完全には体調が良くならず、アレルギー検査をした話からです。

 

そもそも私は食物アレルギーに種類がある事を知りませんでした。

他にも種類があると思うのですが、私は「即時型アレルギー」「遅延型アレルギー」に注目しました。

 

食物アレルギーというと、食べた瞬間に呼吸ができなくなったり、ブツブツが身体にできたり、目に見える状態で反応が起こるイメージが強いと思います。

私もそれだけがアレルギーだと思っていました。

簡単に説明すると、

 

*即時型アレルギー・・・アレルギーの原因となる食物を食べて15分から2時間後くらいに身体に何かしらの不調が生じる。

アナフィラキシー、ブツブツが身体にできる、嘔吐する等。

 

*遅延型アレルギー・・・アレルギーの原因となる食物を食べてすぐには不調にならず、数時間から数日後くらいに身体に不調が生じる。

すぐにアレルギー反応が出ない為、アレルギー食材を特定するのが難しい。

 

という感じです。

私が即時型アレルギーの知識しかなかったので、小麦粉アレルギーだと気づくのが遅くなってしまいました。

そもそもアレルギーでお腹が痛くなるなんて想像もできなかったので、仕方ないですね(*_*)

 

話を戻します。

ネット検索をして、それぞれアレルギーの症状を見る限り、私は即時型ではなく遅延型の可能性が高いと判断しました。

即時型の検査は病院で血液検査をすればできるのですが、遅延型のアレルギー検査の場合は、検査をしてくれる病院を探すor検査キットをネットで申し込んで送るという方法があります。

日本では遅延型アレルギー検査はできないらしく、血液をアメリカに送って検査するそうです。(病院ではその様に聞きましたが、真相は違うかもしれません)

血液と言っても本当に少しだけで、針を指に刺して採るだけですが、結果が出るのに1ヶ月もかかります。

あと保険が効かないので料金がかなり高額です。

 

私の場合、ネットで申し込むキットではなく、遅延型アレルギー検査を扱っている病院に行って検査をしました。

料金は確か30,000円くらいだったと思います。

検査で30,000円・・・諭吉さんがお財布から留守になりましたが、自分の身体の為だと思う事にしました(涙)

↓こちらは10日ほどで結果が出るそうです。

IgG 食物過敏症セミパネル(120項目)(1セット)【アンブロシア】

 

主に反応が大きかった物は・・・

・小麦

酵母

・えのき

・豚肉

でした。

他にもちょこちょこと反応が出ている物がありました。

 

結果が出て「あぁやっぱりな」と思うと共に

「じゃあ今日から何食べればいいのか?」と戸惑いました。

小麦粉断ちはすでにしていたので問題なかったのですが、よく食べていた豚肉、そして酵母(発酵食品)が食べれないとなるとかなりキツかったです。

 

そこから食事制限を始めました。

小麦粉はもちろん、アレルギー検査で大きな反応があった酵母(発酵食品)も食べないようにしました。

アレルギーではなかったのですが、腸にあまり良くなさそうなお酒も飲むのをやめて、食品添加物にもかなり注意して食材を購入するようになりました。

 

食事制限をして1年ほどたったある日、別の病気になってしまい1週間ほど入院しました。

その時診てもらった先生に

「こんなに食物アレルギーがあるなんて、一度専門の病院に診てもらった方がいい」

と言われ、大きな病院のアレルギー科に紹介状を書いてくれました。

退院してその大きな病院に受診にいったのですが、初診で先生に

「多分私が思ってる病気だと思う」

と言われ、胃カメラ(生検)した結果、

好酸球性胃腸炎

と診断されました。

まず「何それ?」ですよね(笑)

ここに来て下さる方はもしかしたらご存じだったり、同じ病気の方がいらっしゃるかもしれません。

 

好酸救性胃腸炎とは、国の指定難病です。

食物などが抗原となってアレルギー反応がおこり、好酸球というアレルギー性の炎症をおこす白血球が消化管に非常に多く集まり慢性的に炎症を起こすため、その部分で胃腸の正常な機能が障害される疾患です。好酸球性消化管疾患と総称しますが、炎症が起こる部位によって主に好酸球性食道炎と好酸球性胃腸炎に分かれます。

    出典:難病情報センター | 好酸球性消化管疾患(指定難病98)

 

好酸球性食道炎は海外での患者数が多いとのことですが、好酸球性胃腸炎については日本での患者数が多いとの事です。

ほぼ日本人、そして少数となると研究がなかなか進みにくいのだと思います。

その証拠に診断されてからネットで病気について調べたり、同じ症状の方がいないか探したのですが、詳しいはっきりとした情報は見つかりませんでした。

最初にも書きましたが、病気の情報が少ないので、私の経験が何かお役に立てたらと思っています。

 私は恐らく好酸球性胃腸炎の症状が軽い方で、投薬や入院は特にしていません。

食事制限のみで、誤食した場合に備えてステロイドは持ち歩いています。

 

アレルギー食物の摂取制限をしてから3年ほど経ちました。

最初よりかなり回復したのですが、まだ時々体調が悪くなる事があるので、

今は鍼にも通っています。

鍼は私の場合、めちゃくちゃよく効きました。

好酸球性胃腸炎の他にも過敏性腸症候群の気もあるなと思ったので、

それに詳しい鍼灸師さんを探しました。

 

体調が悪くなった中学生の時から現在までの流れをざっと書いてみました。

 

私は好酸球性胃腸炎の症状は、日々の食事に直結していると思っています。

私の場合、アレルギー検査を受ける前から食物アレルギーだと気づき(一部ですが)、食事制限をしていた為、入院・投薬が必要にならなかったのかもしれません。

原因不明の疾患、治療法はステロイド服用。

完治するのは難しいかもしれませんが、次のブログからアレルギーが発覚して、症状が少しでも緩和するように、私がやってみた事、お腹が痛くならないように試した事等書いていきます。